漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の違いってどんなとこ?
漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の違いのひとつは、素材感でしょう。
漆喰(しっくい)は表面がなめらかな仕上がりです。
表現としては「ツルツルしている」肌触りとなります。
一方、珪藻土(けいそうど)は多くの場合、ざらざらした仕上がりです。
中には、粉っぽい仕上がりの物もありますが、最近は
改良がすすんでおり、表面がなめらかな仕上がりの物も
出てきています。
漆喰(しっくい)は施工方法が平面的となるケースが多いのも事実です。
また、一般には、パターンをつけない施工方法であり、色も乳白色が基本となります。
一方、珪藻土(けいそうど)はほかの材料を混ぜる素材であるため、色のバリエーションが豊富です。
また、施工方法もパターンをつける方法が一般的なものでしょう。そのため、内壁への施工に好まれます。
最近では、吸水性の高い自然素材、珪藻土(けいそうど)でつくられたバスマットがあります。
漆喰(しっくい)の大きな特徴のひとつは、原料が強アルカリ性である点でしょう。
漆喰(しっくい)の主な原料は消石灰であり、消石灰は強いアルカリ性です。
強アルカリ性のものは、目に入ると危険ですから注意しましょう。
漆喰(しっくい)の施工には、ゴーグルなどの適切な保護具を用いなければいけません。
しかし、この漆喰(しっくい)が持つ強アルカリ性にはメリットがあり、防カビや抗菌力を期待できます。
珪藻土(けいそうど)は植物性プランクトンの化石であり、昔から使われている素材です。
珪藻土(けいそうど)は火に強いのが特徴であるため、コンロや七輪の素材としても使われています。
珪藻土(けいそうど)の原料は、国内にも豊富に存在しており、日本製の建材として入手できる点も独特な特徴です。
とはいえ、壁の建材として使用しはじめたのは、比較的最近であり、現在も進化し続けている建築素材となります。
とはいえ、主に内壁として使用されており、外壁への施工には適していません。
◆漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の違い<まとめ>
漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)にはそれぞれのメリットがあります。
漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の主な違いとしては、
素材感、メンテナンス方法、湿気の吸収力、などがあるでしょう。
漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)はコスト面でも違いがあるので、上手に使い分けることをおすすめします。
外壁には漆喰(しっくい)がおすすめです。珪藻土(けいそうど)には混ぜる素材により、性質にも変化があるため、
詳しくはメーカーや施工業者に確認してください。
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