屋根勾配と屋根材の関係について
屋根勾配とは、屋根の角度のことでそれを数値で表したものである。また、屋根勾配は、
雨水を効率的に流すために必要です。一般的に屋根勾配は、3寸勾配(3/10)、4.5寸勾配(4.5/10)と表示され、16.7°、24.2°と表記されることはあまりありません。屋根勾配によって使用できる屋根材に制限があり、屋根勾配が緩いほど防水性の高い屋根材を使う必要があります。積雪地域では屋根勾配を大きくして、自然に雪が落ちるように屋根を作ることもあります。
屋根勾配と屋根面積の関係を見ましょう。
平面で比べた場合、屋根勾配がほとんどないビルなどの陸屋根と、よくログハウスにある急な勾配の三角屋根ではどちらの屋根面積が広いでしょうか。屋根勾配が急になるほど屋根面積は広くなります。なので、答えは「三角屋根」です。
また、屋根面積が広くなった分だけ屋根材が必要ですので材料費が高くなります。さらに、屋根勾配が急になればなるほど工事がやりにくくなるので工事費用も高くなります。
金属屋根
最低必要勾配:1寸以上
(平葺・横葺の場合は3寸以上)
スレート屋根
最低必要勾配:3寸以上
瓦屋根
最低必要勾配:4寸以上
上記の内容から、基本的に4寸以上の勾配であればどの屋根材も使用可能です。ただ、屋根を葺き替える場合は、金属屋根やスレート屋根から瓦屋根の葺き替えは耐久性や耐震性などの理由でおすすめできません。
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