どの屋根材を選択しますか?
今最も取扱いが多い(人気がある?)屋根材ってなんでしょうか?
屋根材というキーワードでインターネット検索すると、「瓦系」、「スレート系」、「アスファルトシングル」、「金属系(主にガルバリウム鋼板」が候補にあがります。
SGL鋼板はガルバリウム鋼板を改良した金属系の屋根材です。
ガルバリウム鋼板は軽量で錆びにくいという特徴があり、近年屋根と外壁への使用機会が増えています。
でもSGL鋼板は、ガルバリウム鋼板よりも更に錆びにくく耐久性も高いと言われています。
製造メーカーによるとSGL鋼板はガルバリウムの3倍の耐食性があるという実験結果が確認できたそうです。
じゃあ、どんな改良をしたのかって疑問がわきますよね。答えは、成分に「マグネシウム」を加えただけということです。たったそれだけなんです。
だから小売価格はガルバリウム鋼板と比べても割高感はほとんど無いようです。←これすごく大事な事。
今後の屋根材はSGL鋼板が主流になるのは確実だと思いますが、現時点ではSGL鋼板よりもガルバリウム鋼板の屋根材や外壁材の方が市場には多く流通しているようです。
これはガルバリウム鋼板をあまりにも高く評価してきたメーカーや工事会社の都合なのか、はたまた製造メーカーの過剰在庫の問題なのかと疑ってしまう投稿者Mは単なるヒネクレ者かもしれません。
ところで「ワシは昔ながらの趣のある瓦葺きの屋根じゃないとあかん!」と公言する
人は必ず
いると思います。
瓦は日本古来からの伝統と
耐久性やデザイン性・遮音性・断熱性に優れていることや、割れたりヒビが入った時に部分的な葺き替え工事が可能だという良いこと尽くめの屋根材です。
しかし、他の屋根材と比較して重量があることから、屋根自体の耐震性に劣る、強風や地震の時に瓦が落ちて割れるなどの危険性があるという理由で近年
の新築住宅では敬遠される傾向にありました。
事実、セメント瓦なんて種類は
今流行りのガルバリウム鋼板の8倍以上の重さがあります。
自分たちの暮らしている天井の上に軽自動車1台分の重さの屋根があるのと、普通自動車3台分の重さの屋根が
あるとでは寝ている時の安心感も違うことでしょう。これじゃ嫌がられますよね。
そこで従来の瓦の長所を踏襲して重量という弱点を大幅に改修したのがハイブリッド瓦と呼ばれる防災瓦です。
防災瓦は特殊なロック構造で隣接する瓦同士を固定し、さらにビスや釘などで瓦一枚一枚を野地板に固定するため、ズレや落下などの危険性を大幅に軽減しました。
そして徹底した軽量化により重量は約半分になりました。
防災瓦に関する詳細記事はこちら
⇒
地震などの災害に強い!従来のイメージを覆す防災瓦
被災後の熊本城は桟木に銅線やくぎで瓦を固定し軽量化と耐震化を実現したということですが、瓦自体が防災瓦なのでしょうか?
もし、投稿者Mがお客様から屋根材についての意見を求められたら次のようにお薦め
します。
・
現代的なデザインやコスパを重要視した方
にはSGL鋼板
・日本家屋に強い思い入れがある方には「ハイブリッド(防災瓦)」
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