最近、耳にする「ウッドショック」とは?
新型コロナウィルス感染拡大は実に多業種にわたり影響を与えています。
その中でも建築用木材価格の高騰は「ウッドショック」と呼ばれ、建築用木材
の供給が需要に追いつかないことに起因しており、1970年台の「オイルショック」になぞらえて、このように呼ばれています。
もともと、アメリカでは虫害や山火事等で原材が不足していたところへ新型コロナウィルス感染拡大で製材所の休業を余儀なくされた中で、自国をはじめとする世界的な住宅建材の需要増加の結果、木材価格高騰が引き起こされています。
更に付け足すなら、コロナ禍で海外輸送費用が上昇したこともあって建築資材の
供給不足が顕著になりました。
この価格高騰の動きは新型コロナウィルス感染拡大の初期の頃、マスク不足の危機感から誰もが高値でも購入した動きと似ているそうです。
日本は国内流通の木材の約6割を輸入に頼っています。
これはカロリーベースの食料自給率とほぼ同値です。
(そのくせして食品ロスは年間2000万トンもあるらしくて呆れますね)
住宅業界は住宅建材を国産材に変更するなどの対応をとっていますが、いかんせん供給量の差が大きすぎて埋合せられるものではありません。
またウッドショックにより「完工時期の延期」、「予算超過」、「建材の変更」等の問題を発生しています。
誰が、どのような形で責任をとってくれるのでしょう。
そして「ウッドショック
」同様に
屋根材
や外壁材についても「メタルショック
」なるものが到来したようです。
金属建材
製造メーカーは一斉に
10~20%の値上げに踏み切ったようです。
金属屋根のリフォームを検討中の方は、出来るだけ早急に決断した方が良いかもしれません。
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