「天井断熱」と「屋根断熱」は、どっちがいいのか?
8月8日の日曜日は東海地方で特に気温が高くなり、多治見市は40.6度でした。暑かったですね。
投稿者Mの自宅は各部屋にエアコンはあるものの、普段は1階の居間しか冷房をつけていません。
この日中は居間以外の1階は30度超えでかなりの暑さでしたが、2階へ上がって更にビックリ、35度オーバーじゃないですか。
急いで冷房ONするも、これがなかなか冷えてくれないんですよ。
1階より2階の方が暑いのは知っていましたが、実際に体感
してしまうと「断熱」や「遮熱」を考えますね。
(投稿者Mの自宅は、遮熱や断熱処理がされていません。)
という事で今回は「天井断熱」と「屋根断熱」を比較してみました。
それぞれの断熱は下図で分かる通り、断熱材をどの位置に設置するかの違いです。
天井断熱は天井の上に断熱材を入れて、屋根断熱は屋根のすぐ下の入れる方法です。
【メリット】
①.屋根断熱より安価
②.断熱材の厚さを容易に調整できる
③.空調の対象容積を抑える事ができるので冷暖房費も抑える事ができる
【デメリット】
①.小屋裏空間の利用は不可
②.小屋裏の通気と換気対策が必要(結露防止)
【メリット】
①.小屋裏または屋根裏空間が断熱材の内側となるため室内と同じ環境として取扱う事ができる
②.天井断熱より効果が大きい
【デメリット】
①.断熱材にかかるコストが大きい
②.天井より屋根の方が面積が大きいので施工の手間もかかる
③.空調の対象容積が大きいので冷暖房費も大きくなる
④.結露防止のため「屋根通気(①通気経路+②吸気孔+③排気孔)」が必要
小屋裏空間部分を積極的に利用するのであれば「屋根断熱」、小屋裏利用を考えてない場合は「天井断熱」が有効かと思います。
ただし、それぞれのデメリットに共通する『結露防止』がとても重要なことで、「小屋裏通気」や「屋根通気」の換気対策をしっかりと考えてくれる施工会社に相談することが大切な事です。
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