トタン屋根って見ないですね。
かつて高度経済成長期の日本の屋根はトタン屋根がいっぱいあったそうです。
そして、その見た目は決して成長期という雰囲気ではなく、あくまで昭和ムードたっぷり漂う
成長途上のかなり貧乏くさいものでした。
トタンのメリットは軽量、安価、加工および施工が容易といった実にチープなところばかりで、デメリットと言えば、夏場は室内が暑い、雨音がうるさい、錆びやすい、という散々なものです。
↑そう、こんな雰囲気!
↑その後
は、こんなオシャレなトタン屋根もある
投稿者Mも誤解していたのですが、トタンは鉄板を亜鉛メッキで覆った材質の事を言います。
決して「形状が波板状」の材質の総称ではありません。だから形状が似ていても「塩化ビニール」や「ポリカーボネート」素材
はトタンとは呼びません。
知らなかった人、けっこう多かったんじゃないでしょうか。
トタンじゃない写真はこちら
中央の屋根が「ポリカーボネート」で左側の連結屋根が「塩化ビニール」(区別がつかない・・・)
やっぱり、どことなく昭和の
雰囲気ですね。
たまに見かけても田舎の納屋とか古い倉庫くらいじゃないでしょうか?
今更述べるまでもありませんが、前述のデメリットだけでも十分伝わった事でしょう。外壁の素材として相応しくないからです。
たとえ少しばかり高価であっても「SGL鋼板」や「ガルバリウム鋼板」の方が屋根材や外壁材として優れているから、トタンを使う意味がなくなってしまったというわけです。
でもトタンが絶滅したわけではありません。いまでもホームセンターで(安い価格で)購入できます。
個人が趣味としてDIYで日曜大工を楽しむ分には、とても便利な素材として今後も残っていくはずです。
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