雨漏り工事をしたのに小屋裏の天井に外の明かりが・・・!
「小屋裏の天井に外の明かりが見える。」と連絡がありました。
こちらのお客様は、以前、雨漏り工事をした方です。ちゃんと工事したはずなのに、いったいどういうことでしょう。でも、実際に「小屋裏の天井に外の明かりが見える。」と大変あわてた様子の電話です。工事工程の様子は写真で確認していましたが、とても「手抜き」工事をしたように思えません。お客様にその旨を伝えると、お客様は「写真をメールします。」とのことでした。
こちらの写真が、お客様からメールされた写真です。
これは、屋根の棟の部分でした。あら、たしかに鉄骨のスキマ(赤〇印)から外の明かりが見えますね。これを見る限り、「まさか手抜き工事!」って疑いますよね。でも、これは普通のことなんです。
あわてるお客様に、急いで以下の写真をメールしました。
この写真は、棟板金の取付作業をしているところです。
「面戸」は、屋根板金と棟板金のスキマを埋めるためのものです。この面戸に棟板金をビス留めして、接合部分はコーキングして雨漏りを防止しています。
近くで見るとこうなります。
屋根板金と棟板金の間にスキマがあります。このスキマは、「棟換気」のために必要なスキマです。「棟換気」には、小屋裏の換気や、外壁の通気層からの 排気するための機能があります。雨水が侵入しても棟側にある「水返し」が雨漏りを防止してくれます。
きっと、小屋裏でここから入る明かりが見えたのです。
とはいうものの、スキマが空き過ぎているので「換気用のスキマ」を少し残してコーキングで埋めます。これなら、雨漏りが防止できて換気もできます。
以上の内容を、説明するとお客様はご理解いただけました。
8時~17時まで受付中!
0120-8686-25