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愛知県の博物館の新設展示場の屋根施工 大スパンの空間を支える折板屋根①
皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。
今回は、隣県の県庁所在地にある博物館の、新しく設けられる展示場の屋根の施工工事をご紹介します。
この展示場には、今後、数点の列車の車輌が展示される予定で、屋外展示でありながらも非常に大きな空間が必要とされています。そのため、柱の少ない鉄骨造による開放感のある展示空間づくりが進められています。
また、展示物の存在感や博物館全体のコンセプトを邪魔しないよう、屋根はできるだけシンプルな形状とし、機能性と意匠性のバランスを重視した計画となっています。
それでは、施工の様子をご紹介していきましょう!
展示場の屋根を支える鉄骨部分の写真です。母屋(もや)と呼ばれる横方向の鉄骨に、タイトフレームが溶接されています。
タイトフレームとは、折板屋根材をしっかり固定するための△型の金具のことです。屋根材と鉄骨を確実につなぐ役割があり、強風や積雪に耐えるために欠かせない部材です。建材に溶接することで、精度と強度の高い施工が可能になります。
今回使用する屋根材は、現場で成型しています。写真の中央に写っているのは、折板屋根を成型する専用の機械と、奥には大型クレーン車も見えます。
折板屋根とは、金属板を山形に折り曲げた屋根材で、強度が高く、大きな建物に適しています。トラックで運搬できない大型の屋根材も、現場成型により必要な長さの長尺材を作ることが出来ます。
成型された長い屋根材を、大型クレーンで慎重に吊り上げています。
屋根材は非常に長く、重さもあるため、クレーン操作と合図の連携が重要になります。地上での成型から高所への搬入までをスムーズに行うことで、作業効率と安全性の両立を図ります。
アーチ形状の屋根に、屋根材(下弦材)を敷設した状態です。今回は二重葺き工法を採用しています。
二重葺き工法とは、下弦材(かげんざい)と上弦材(じょうげんざい)の二層構造とし、その間に断熱材を挟む施工方法です。これにより、外気の影響を受けにくくなり、高い断熱性と遮音性を確保できます。展示物の保護や来場者の快適性が求められる展示場に適した工法といえます。
下弦材の施工が終わり、日が暮れ始めた頃に断熱金具を取り付けている様子です。
断熱金具とは、屋根材をしっかり固定し、下弦材と上弦材の間に一定の空間を確保して断熱材を隙間なく敷くための特殊な部材です。屋根材同士が直接触れにくくなるため、熱が伝わりにくくなり、結露対策にも効果があります。
この日の作業はここで終了となりました。
折板屋根とは、金属板を山形に大きく折り曲げた屋根材で、強度が高く、柱の少ない広い空間をつくれるのが特長です。体育館や工場、今回のような博物館の展示場など、大型建築物で多く採用されています。
≫【関連記事】折板屋根とは?工場・倉庫で重要な折板屋根のメンテナンス方法や特徴
一方、同じ金属屋根でも立平葺きは、細長い板を縦方向に葺いていく工法で、見た目がすっきりしており、住宅や比較的規模の小さな建物に向いています。折板屋根ほどの強度はありませんが、軽量でデザイン性に優れています。
どちらも金属屋根という点は同じですが、求められる空間の広さや建物の用途によって適した屋根は異なります。今回の展示場のように大きな空間が必要な建物では、折板屋根の特性が最大限に活かされると言えるでしょう。
次回は、断熱材を入れ、上弦材を敷設して完成に至るまでの様子をご紹介する予定です。
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