金属板葺き屋根には、立て平、瓦棒、折板、横葺きなどいろいろな葺き方があります。
一般的には、いずれ葺き方も金属板同士の継ぎ目を折り曲げ加工して、野地板(下地)にクギなどで止められています。この葺き方は、住宅、工場、倉庫、駐車場、店舗などの建物用途によって使い分けられています。
金属板葺きのデメリットは、熱伝導率が高いうえ、断熱性能が低いという点があります。
その対策として、小屋裏換気の設置、屋根通気工法を利用すると効果的です。
また、屋根面の日射熱の吸収を抑える方法も効果的です。
具体的には、金属板を明るい色にすることで日射反射率が高くなり、遮熱性能が期待できます。
もう一つのデメリットは、遮音性の低いという点があります。そのため雨音が室内に伝わりやすいです。
その対策として、金属板の裏側に断熱を兼ねて、制振材を張り合わせるなどが必要です。