屋根の下で「雨を防いでくれる」防水シート ルーフィングとは?
雨を防いでいるのは屋根材だとお思いの方も多いようです。もちろん、それが普通です。
ほとんどの方がそう考えるでしょう。実は、その下にある「ルーフィング」と呼ばれる
防水シートが雨を防いでいるのです。
住宅の屋根は、大きく分けると4層に分かれています。
下から順に「骨組み(垂木)」「下地(野地板・コンパネ)」「防水層(ルーフィング)」と3つの部材が設置され、
その上に皆様が普段目にしている「屋根材」が4層目
となって乗っています。
つまりルーフィングは、屋根材の下に敷かれている
構造になっています。
空から降ってきた雨を屋根材だけで食い止めることは
できません。
屋根材の隙間をすり抜けて侵入してきた雨は、
次の関門であるルーフィングへ到達します。
この下には木材でできている下地材がありますから、
「ルーフィング」はなんとしてでも
ここで水の侵入を阻止しなくてはならないのです。
一般にルーフィングは大きなホッチキスで野地板に
止めていきます。
その際、ルーフィングにはわずかな穴が開きます。
問題のない程度の非常に小さい穴ですが、劣化が進むと
穴から雨水などが浸入する可能性もあるため、
ルーフィングには貫通しているタッカーに
「まとわりつく力」を持たせる必要があります。
この力を「対流動性」「付着性」「追従性」と
呼ぶのですが、この性能が高い方が、ルーフィング
の穴による影響を受けにくくなります。
ルーフィングは大きく2つに分類されます。
1、アスファルトルーフィング
フェルト状の原紙にアスファルトをしみこませているため、アスファルトルーフィングと呼ばれています。
最も一般的な防水シートといわれています。
2、ゴムアスルーフィング
ポリマーや天然アスファルトなどを加え、対流動性・耐摩耗性・耐剥離性・付着性・たわみ追従性などの
性能を向上させているタイプで、シート本体に粘着層のあるものがあります。
こちらの場合はホッチキスは不要となりますので、高い防水性能を期待することが出来ます。
ルーフィングは住宅を雨漏りから守るうえで非常に重要な役割を持っています。
見えないけれど重要な部分だからこそ、納得のいくメーカー・製品を選択すべきと思いませんか?
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