「アスファルト防水」とは、熱したアスファルトを防水シートに貼り付けながら塗り、高温のアスファルトが温度が下がることで防水シートを接着させながら防水層を施す工法のことです。大規模なコンクリート構造の建物など水平な屋根(屋上)で多く使われている。
「アスファルト防水」のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット
1.防水材として一番古くから使われ信頼度が高く耐用年数が長い。
2.アスファルトルーフィングの厚みが確保されているので信頼性の高い防水層が出来る。
3.常温工法では、アスファルトの信頼性を得ながらも火を使用しないで施工できる工法がある。
4.工法によっては、信頼性の高い防水が経済的な値段で施工できる。
デメリット
1.工法によっては、釜など設備の設置は必要になる。
2.熱工法ではアスファルトの温度、トーチ工法におけるアスファルトの溶け具合など施工時の管理が防水品質に直結する。ですので、優良な職人に依頼する必要がある。
3.熱工法では、煙やアスファルト臭が発生するので周辺地域に事前の対策と近隣への配慮が必要。この「アスファルト防水」は熱工法、常温工法、トーチ工法などがありますので、ここではこの3つの工法について簡単に説明します。