地上デジタルに移行して10年以上が経過しましたが、地デジ移行時にテレビのアンテナもVHF（アナログ専用）から、UHFアンテナ（地上デジタル放送を受信するためのアンテナ）に変わっています。

VHFアンテナは現行の地デジ放送には使われていませんが、そのまま屋根に残しているお宅も少なくありません。

古いアンテナをそのままにしておくと、劣化だけが進み、アンテナの支柱や金具からサビが流れ出て建物を汚す危険もあります。


また、思わぬトラブルの元にもなります。

リスク①　転倒

台風などの強風で、アンテナの支柱のワイヤーが切れて倒れてしまい屋根を傷つけてしまうこともあります。

そこから雨漏りなどの原因にも発展してしまいます。

リスク②　落下

もっと怖いことは、さらに吹き飛ばされてアンテナが落下し、人に当たったり、隣りの家を傷付けてしまったりする場合もあるかもしれません。

アンテナの重さは１～５㎏と言われています。よってその落下の衝撃はかなりのものと推察されます。


上記のいずれも、撤去の費用だけでは済まない話に発展しかねませんし、このようなトラブルは、撤去をしてしまえば、未然に防ぐことができます。

使用していないアンテナの管理も責任をもって

いつも使用しているアンテナではないので、倒れたり、落下していたりしても、なかなか気づきにくいですが、思いがけない事故を未然に抑えるためにも、使わないアンテナは撤去することが望ましいですね。

ただし、アンテナの撤去は高所での作業になりますので、危険が伴います。

自分で何とかしようと思わずに、ぜひプロにご相談ください。