土葺きとは?
昔の瓦屋根は「土葺き(つちふき・どぶき)」と呼ばれ、瓦の下に土を敷いて葺く工法で作られています。瓦と屋根地の間に土が入っているので、屋根が重いのが欠点といえます。
構造は?
基本的な構造は、野地板(バラ板)の上に杉の皮などの下葺き材を敷き、その上に粘土を乗せ、その粘土の接着力で瓦を固定していく工法です。
土葺きの中でも、べた葺きと筋葺きがあり、べた葺きは野地板全体に土を敷き詰めて屋根を葺いていきます。筋葺きは瓦の谷の部分に当たる箇所に土を敷きます。土を筋状に置くことから筋葺きと呼ばれています。
べた葺きに比べると、多少屋根の重量が減ります。
土葺きは、土の下地に瓦を載せているだけで、瓦自体は一切どこにも固定していません。年月が経過すると土と瓦の剥離が起こり、剝がれやすくなってきます(ずれの発生)。よって地震には弱くなります。
土葺き工法が使われなくなってきたのは、関東大震災後と言われています。震災の際に土葺きの屋根瓦が落下して多数の被害が出たために、以降は使用を控えるようになりました。
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