古い家屋のひさし屋根や軒下や壁面に祠があるのを見たことがありますか？全国的にみても、かなり珍しいとのことです。
昔の町中は庶民が長屋住まいで社が作れないために、このように屋根の上などに祠を祀ったそうです。
これは「屋根神様（やねがみさま）」と呼ばれ、愛知県と岐阜県にだけ見られる神様だそうです。

その信仰の対象となる祭神は「①火伏の秋葉神社」、「②厄よけの津島神社」、「③熱田神宮または氏神様」が祀られているのが一般的らしいです。
ちなみにわが街多治見市は「①火伏の秋葉神社」、「②厄よけの津島神社」の２社だけが祀られているようです。
（市内に３０カ所位あるそうです）

祭礼などは設置されている町内やごく狭い地域ごとに行われているようです。
しかも、いたってローカルな祭りらしく、その日取りもてんでバラバラに開催されるようです。
（でも昔は１・１５日と月に２回の「月次祭（つきなみさい）」が行われていたらしいのですが、、、）

もし、リフォームの依頼があったらどうしましょう？
やっぱり「お祓い」とかしてから着工した方がいいのでしょうか。

ＮＨＫのあの番組でも取り上げられてたようですね。

屋根神様を見ることができるのは、愛知県では名古屋市・一宮市・犬山市・清須市・春日井市・小牧市・瀬戸市・津島市・岡崎市・西尾市です。
岐阜県では、岐阜市周辺・大野町・本巣市・大垣市・郡上市・関市・多治見市・羽島市・美濃市・高山市で見ることができます。

お近くにお越しの際は、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。