HOME
現場ブログ
多治見市で住宅の劣化したベランダの庇の改修工事を行いました　雨漏りのトラブルを解消し安心して利用できるベランダになりました

皆さん、こんにちは！　街の屋根やさん東濃店です。

先日屋根の谷樋の清掃をした多治見市のお宅にて、劣化して雨漏りが発生していたベランダの庇（ひさし）の改修工事を行いました。

庇はベランダや窓まわりを雨や日差しから守る大切な部分ですが、長年の風雨や紫外線の影響で劣化が進むと、雨水が浸入しやすくなります。特に波板や下地が傷むと、飛散や破損が原因で室内への雨漏りに直結することもあります。今回の現場では、既存の波板の劣化により庇が本来の役割を果たせず、応急処置が施されている状態でした。

≫【関連記事】お家の意外と大事な部分、庇(霧除け)の役割とメンテナンス方法

改修前のベランダの庇

2階のベランダの庇は、古くなり劣化した波板が飛ばされないよう重しが載せられていました。さらに、雨水が落ちてこないよう下地にビニールや古い布切れが敷かれており、応急的な対策がされている様子がわかります。こうした処置は一時的には有効ですが、長期間続けると内部の木材が湿気で腐食する恐れがあります。

波板を外した状態

劣化した波板をすべて取り外し、骨組みだけにした状態です。表に現れた軒樋には、枯葉や土埃が大量に堆積しており、雨水が正しく流れないような状態でした。雨樋が詰まると雨水があふれて土台を傷めたり、雨漏りの原因になったりします。

軒樋の清掃

軒樋に詰まっていた枯葉や土埃を丁寧に取り除きました。樋の内部を清掃することで雨水がスムーズに流れるようになり、正常に排出されます。

また、この庇にはコーナーに鎖樋（くさりとい）が取り付けられています。鎖樋は雨水が鎖を伝って流れ落ちる仕組みで、見た目が柔らかくデザイン性に優れているのがメリットです。また縦樋のようにパイプがないため、詰まりにくく掃除がしやすい点も特徴です。ただし、排水能力が低く、強風時には雨水が散りやすいため、設置場所や風向きには注意が必要です。

新しい庇を設置

最後に、新しい波板を取り付けて庇を完成させました。今回使用した波板は耐候性に優れたポリカーボネート製で、紫外線に強く耐久性もある素材です。透光性があるためベランダに明るさを取り入れつつ、雨や風からしっかり守ってくれます。取り付けには専用ビスを使用し、風に強い構造に仕上げることができました。

▽▽▽▽▽▽　▽▽▽▽▽▽　▽▽▽▽▽▽　▽▽▽▽▽▽　▽▽▽▽▽▽

ベランダの庇は、日々の雨風や紫外線にさらされるため、定期的な点検と清掃が不可欠です。特に波板は劣化が進むと見た目だけでなく防水性能も低下し、雨漏りや建物内部の腐食につながる恐れがあります。軒樋や鎖樋も落ち葉やゴミが詰まると排水不良を起こすため、年に一度は清掃することが理想です。改修工事を検討する際は、素材選びや施工方法について専門業者に相談することで、長持ちする庇に仕上げられます。安全で快適なベランダ空間を維持するためにも、早めのメンテナンスをおすすめします。

≫【関連記事】ベランダ・バルコニー屋根の補修・修理にかかる費用は？

また、ベランダの庇は屋根と異なり比較的簡単に補修できるように思われがちですが、高所作業となりますので、何といっても落下や建物破損などの二次被害が心配されます。もし破損や変形・変色などの劣化症状を見つけた場合には、放置したままにせずにお気軽にご相談ください。

≫ここまでやります無料点検
≫多治見市にて建物の庇のポリカ波板の張替え工事を行いました
≫多治見市にて雨樋とポリカ波板の屋根と外壁を取替工事しました