霜降と木枯らしの季節

家の「外まわり」の冬支度

まずは、外まわりの点検から始めましょう。

・屋根や外壁の点検：夏の台風や長雨で傷んだ箇所がないか確認します。ひび割れや塗装の剥がれは、冷え込みによる凍結・膨張で悪化することがあります。
・雨樋や排水の清掃：落ち葉が詰まっていると、冬場の凍結や雨漏りの原因になります。
・サッシや玄関ドアのすき間：外気が入りやすい部分は、すき間テープなどで補修をしておくと安心です。小さな風の通り道が、体感温度を大きく下げます。

**高所作業になる場合には、迷わず業者に依頼しましょう！**

これらのチェックを立冬前に済ませておくことで、冬の寒さや結露トラブルを防ぐことができます。

家の「内側」の冬支度

屋内では、暖房効率を高める工夫をしましょう。

・カーテンを厚手にする：窓からの冷気を遮り、室温を逃がさない効果があります。
・カーペットやラグを敷く：床からの冷えを防ぎ、足元を快適にして過ごせます。
・エアコンやストーブの試運転：夏に何度となく利用したエアコンも、フィルターの清掃や不具合の確認を早めに行っておくことが大切です。

さらに、家全体を快適に保つには「高断熱・高気密・高換気」のバランスが重要です。
断熱性能を高めると外気の影響を受けにくくなり、暖房費を抑えながら室温を安定させることができます。高気密な家は、隙間風を防ぎ、冷暖房の効率を上げます。ただし、気密性が高まると空気がこもりやすくなるため、問題になるのが「内部結露」です。

内部結露とは

計画換気とは

冬支度は快適な住まいづくりの第一歩

霜降のころの住まいの点検は、単なる「冬の準備」だけにとどまらず、「家を長持ちさせるための大切なメンテナンス」でもあります。
少しの補修や工夫が、寒い季節を快適に過ごす大きな差になります。
外壁や屋根、窓の断熱リフォームなども、この時期に検討を始めると、真冬の寒さが本格化する前に整えることができます。

これから訪れる冬を安心して迎えるために、ぜひ一度、住まい全体を見直してみませんか？リフォームのご相談や点検のご依頼も、お気軽にお声がけください。お住まいを温かく、心地よく整える冬支度を、私たちもお手伝いします。

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