2022.09.29
街の屋根屋さん東濃店です。今回は多治見市の施設からのご依頼で、雨樋に『落ち葉除け』という落ち葉が雨樋に入らないようにする網を取付させていただきましたので、そのときの様子をご紹介させていただきます。関連記事>>落ち葉除けとは? 施工前 まずは施工前の様子からご紹介します。左の写真を…

お客様より「雨が降ると雨樋から水があふれているようで心配」「以前より雨水の流れが悪くなった気がする」とご相談をいただきました。雨樋の不具合は見えにくい場所で起こりやすく、気づいたときには外壁に筋状の汚れが付いたり、地面に跳ね返った水で基礎まわりが濡れやすくなったりすることもあります。日常のちょっとした違和感をきっかけに早めにご連絡くださったことで、被害が大きくなる前に手を打てる状況でした。費用面の不安もお聞きしていたため、状態を丁寧に確認し、必要最小限で効果が出る方法を前提に現地調査へ伺いました。
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《目次》
1. 工事のきっかけ|雨樋から水があふれる原因とは
2. 現地調査|集水器まわりの接続不良と落ち葉の詰まりを確認
3. 集水器交換と接続部調査による部分補修
4. 外れていた這樋(はいどい)の補修、再固定
5. 軒樋に堆積した苔の除去作業
6. 落ち葉除けネットの不具合を確認
7. 雨樋清掃と落ち葉除けネットの復旧作業
8. 費用を抑えた雨樋修繕で排水機能を改善
9. まとめ|雨樋の定期点検と清掃の重要性





軒樋(のきどい:屋根の軒先に取り付けられ、雨水を受ける樋)が左右から集まる部分を確認すると、集水器(しゅうすいき:雨水を縦樋へ流すための受け皿)の接続がずれていました。さらに内部を見ると、升の形状が樋と合っておらず、その周囲に落ち葉が大量に詰まっていたため、雨水の流れが妨げられていました。
一方で、雨樋本体や支持金具には大きな変形や破損は見られず、雨樋全体を交換しなければならないほどの劣化は確認されませんでした。
今回の雨水のあふれは、雨樋そのものの寿命ではなく、接続部のズレや落ち葉の詰まりによる排水不良が主な原因と判断しました。
▼軒樋、集水器の寿命
一般的な耐用年数は約20~30年です。
紫外線や風雨の影響により劣化が進み、変形やひび割れ、接合部の不具合が発生することがあります。定期的な点検や適切な補修を行うことで、雨水排水機能を維持し建物を保護できます。
≫雨樋とは?種類と形状・素材を一挙解説!修理時に確認したい雨樋基礎知識
玄関先の屋根上を確認すると、這樋(はいどい:屋根の上を横方向に流れる雨樋)が外れ、本来の位置からずれて建物の外側へ飛び出している状態でした。このまま放置すると雨水が適切に排水されなくなるだけでなく、強風時にさらに外れたり、部材の破損につながったりする恐れがあります。
まずは外れていた這樋(はいどい)を元の位置へ丁寧にはめ直し、雨水がスムーズに流れる状態へ復旧しました。その後、接続部分であるジョイント(雨樋同士をつなぐ部材)を点検し、再びズレたり外れたりしないようワイヤーを使用してしっかりと固定しています。
雨樋は一見すると元の位置に戻すだけで十分に見えますが、外れてしまった原因まで考慮した補強が重要です。今回は固定力を高めることで、強風や振動による再発リスクを軽減し、長く安心して使用できる状態へと改善しました。
▼這樋の役割
這樋(はいどい)は、2階屋根から流れてくる雨水を1階の軒樋へ導くための雨樋設備です。下屋がある建物では、2階と1階の軒樋の間に距離が生じるため、その区間を這樋でつなぎ、雨水を適切に排水します。
這樋がない場合は、通常2階からの雨水は竪樋を通じて地上または地下へ排水されます。
≫雨樋の外れや詰まりは、放置すると外壁や基礎への雨水被害につながる場合があります。
「修理が必要かどうかわからない」という段階でも問題ありません。現地調査で状態を確認し、必要な工事だけをご提案しますのでご安心ください。
屋根調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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軒樋の内部を確認すると、長年の汚れや湿気の影響によって苔が広範囲に堆積していました。苔が増えることで雨水の通り道が狭くなり、本来スムーズに流れるはずの雨水が滞留しやすい状態になっていました。
そこで専用の清掃道具を使用し、樋を傷めないよう注意しながら内部に付着した苔を丁寧に除去しました。清掃後は排水経路がしっかりと確保され、雨水が集水器へスムーズに流れる状態へ改善しています。
作業中も「どこにどれくらい溜まっていたか」をわかりやすくお伝えし、お客様が状況を把握できるよう配慮しました。
苔の堆積は見た目の問題だけではなく、放置すると集水器へつながる排水口を塞いでしまう恐れがあります。その結果、雨水があふれたり雨樋内部にゴミが溜まりやすくなったりするため、定期的な点検と清掃を行うことが雨樋を長持ちさせるための大切なメンテナンスとなります。
屋根の軒先と外壁の取り合い部分には、雨樋への落ち葉の侵入を防ぐための落ち葉除け金網ネットが設置されていました。しかし現地調査を行うと、長年の風雨や経年劣化の影響によって固定部分が緩み、ネットの一部が外壁から浮き上がっている状態が確認されました。
本来であれば、落ち葉除けネットは樋の内部へゴミが入り込むのを防ぐ役割を果たします。しかし今回はネットと外壁の間に大きな隙間ができており、その隙間から落ち葉が入り放題の状態になっていました。そのため、ネットが設置されているにもかかわらず、樋の内部には多くの落ち葉や土が堆積していました。
落ち葉や土が蓄積すると、雨水の流れを妨げるだけでなく、苔の発生や排水口の詰まりを引き起こす原因にもなります。また、集水器周辺にゴミが集まりやすくなり、雨水のあふれにつながる可能性もあります。今回の工事では、まずネットの不具合を確認したうえで、内部に溜まった落ち葉や土を除去し、ネット本来の機能を回復させるための補修作業を行うことになりました。
落ち葉除けネットが外れかけていたことで、多くの落ち葉や土が雨樋内部へ入り込んでいたため、まずはネットを一度取り外して内部の状態を確認しました。樋の中には長年蓄積した落ち葉や土が堆積しており、このまま放置すると雨水の流れを妨げ、詰まりやあふれの原因となる可能性がありました。
そこで、堆積していたゴミや土を丁寧に取り除き、雨樋内部の清掃を実施しました。清掃後は排水経路全体を確認し、雨水がスムーズに流れる状態まで回復していることを確認しています。雨樋は見えない場所で少しずつ汚れが蓄積するため、定期的な清掃が排水機能を維持するうえで重要です。
最後に、外れかけていた落ち葉除けネットを補修し、隙間ができないようしっかりと固定しました。これにより、再び落ち葉やゴミが侵入しにくい状態となり、雨樋本来の排水機能と落ち葉除けネットの効果をしっかり発揮できるよう復旧しました。
お客様にとっても、原因と対処がセットで説明されることで納得しやすく、「これで雨の日も様子を見なくてよさそう」と表情が和らいだのが印象的でした。必要な箇所に絞って手を入れたことで、過不足のない工事内容にまとめられています。
A. 周囲に樹木が多い住宅では年に1~2回、一般的な住宅でも定期的な点検をおすすめしています。
A. はい。小さな外れでも雨水が正しく流れなくなり、外壁や基礎への影響につながることがあります。
A. 雨水が流れなくなり、樋からのあふれや建物への雨水被害の原因になる可能性があります。
A. 軒樋に流れた雨水を集めて縦樋へ送るための重要な部材です。排水の要となる部分です。
A. 地上から見える範囲で確認はできますが、高所作業は危険なため専門業者への相談をおすすめします。
A. はい。雨樋の状態確認や不具合の有無の点検のみでもお気軽にご相談いただけます。
≫多治見市で雨樋の補修 取り替え 清掃の実例 不具合は小さなうちに対処しておくのが後々大きなトラブルになるのを防げます
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