多治見市にお住まいのN様邸にて瓦屋根の無料点検に向かいました。
一目見て瓦がかなり劣化していることがわかりました。
瓦はセキスイ瓦Uというタイプで40年以上販売されていた屋根材です。
今は販売中止されて絶版になってます。
セキスイのブランド力もありかなり人気がありましたが、問題が何件もある屋根材でした。
アスベストの健康被害の影響で、アスベストを使わない屋根材として販売されました。(1990年以前のものはアスベスト
含有)
ただ、販売後相次いでクレームがあった屋根で製造元の想定より脆く弱い屋根でした。
ノンアスベストの瓦屋根で古いタイプであれば数年で急速に品質が悪化します。
主に塗膜剥離やヒビ割れがおきるので一目みてわかるようになります。
大体15年もしたらまともに屋根として機能しなくなるレベルで劣化します。
また割れたものは飛散し、ケガや事故のもとにもなります。
雨漏りがおきれば腐食も進行しやすくなってしまいます。
この写真のように表面がヒビ割れたり欠けもみられるため、いつものように高圧洗浄から塗装という流れにはすることはできず、屋根の葺き替えが正しいリフォーム方法になります。
ブランドだけで決めることなく、工事品質も含めてよく考えてリフォームすることが望ましいです。
ということで写真の屋根は葺き替えを検討なされているとのことです。