2025.12.01
皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。恵那市の工場にて、雨漏り修理のため、屋根と外壁の「取り合い部分」にあるコーキングを打ち替える工事を行いました。「取り合い」とは、屋根材と外壁材のように異なる部材同士が接する境界部分のことです。この境目は構造上どうしても水が入り込みや…

ご相談のきっかけは、既設倉庫と増築建物の接合部分からの雨漏りでした。雨が降るたびに室内へ雨水が入り、保管物や床面への影響も気になっていたご様子です。以前から違和感はあったものの、徐々に症状が強くなり、これは一度きちんと見てもらいたいとご連絡をいただきました。接合部は構造上どうしても動きが出るため、早めに手を入れておくことで被害拡大を抑えられる点もお伝えし、現地調査へ伺いました。
《目次》
1. 現地調査で確認した雨漏りの状況
2. 雨漏りの原因となった取り合い部とは
3. 既存水切りの上から新たな水切りを設置
4. シーリング施工前の養生とプライマー塗布
5. 取合い水切りと外壁の防水処理
6. ビス頭へのシーリング補修の重要性
7. 既設倉庫と増築部の取り合い部補修
8. シーリング充填による防水性能向上
9. 雨漏り再発防止のための点検ポイント





既存の取り合い水切りの上から新たに取合い水切りを設置した後、シーリング施工箇所へ養生テープを貼り付けました。施工前にはプライマーを丁寧に塗布し、シーリング材の密着性を高めることで長期間の防水性能を確保しました。
▼取り合い部とは
外壁と屋根、既設建物と増築建物など、異なる部材や構造物が接する境目のことです。雨水が集中しやすく、建物の動きによって隙間が発生しやすいため、雨漏りの原因になりやすい箇所でもあります。
▼取合い水切りとは
外壁と屋根、または異なる建物同士が接する「取り合い部」に設置される板金部材です。
《メリット》
・雨漏りを防止できる
・防水性能を向上できる
・建物の耐久性向上につながる
・メンテナンスコストの軽減
《デメリット》
・経年劣化は避けられない
・施工品質によって性能が左右される
・建物の動きで隙間が生じることがある
《取合い水切りの寿命》
・使用される材質や設置環境によって異なりますが、一般的に20~30年程度とされています。
《こんな症状があれば点検がおすすめ》
・シーリングにひび割れがある
・シーリングが剥がれている
・水切りの浮きや変形がみられる
・雨が降ると室内にシミが出来る
・増築部分との接合部に隙間がみえる
プライマーの塗布が完了した後、取合い水切りと外壁の接合部にシーリング材を丁寧に充填していきました。接合部は雨水が浸入しやすい箇所の一つであり、わずかな隙間でも雨漏りの原因となるため、隙間を残さないよう慎重に施工を行います。シーリング材によって接合部をしっかりと保護することで、雨水の侵入経路を遮断し、防水性能の向上と雨漏りの再発防止につなげます。
また、取合い部だけでなく、屋根材を固定しているビス頭にもシーリング処理を施しました。ビス周辺は長年の雨風や紫外線の影響によって隙間が生じやすく、気付かないうちに雨水の侵入口となることがあります。そのため、細かな部分まで丁寧に防水処理を行うことで、建物全体の防水性を高め、より安心して長く使用できる状態へと仕上げました。
▼シーリング材とは
建物の隙間や繋ぎ目を埋めるために使用されるゴム状の防水材料です。外壁の目地やサッシ周り、屋根と外壁の取り合い部などに施工され、雨水や風の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
《用途》
・雨漏り防止
・防水性能の向上
・気密性の確保
・建物の動きへの追従
・下地材の保護
《シーリング材の寿命》
・外壁目地→約10~15年
・サッシ周り→約10~15年
・屋根、板金取り合い部→約7~15年
日当たりの強い場所や風雨の影響を受けやすい箇所では、寿命が短くなる場合があります。
《劣化のサイン》
・ひび割れが発生している
・肉やせして細くなっている
・剥がれや浮きが見られる
・硬くなり弾力がなくなっている
・隙間が見えるようになっている
これらの症状が見られた場合は、防水性能が低下している可能性があります。雨漏りを未然に防ぐためにも、早めの点検とメンテナンスがおすすめです。
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雨漏りの原因と考えられる既存倉庫と増築部の取り合い部に対し、まずは養生テープを丁寧に施工しました。これは、この後に行うシーリング材の充填作業に備え、施工箇所以外へ材料が付着しないように保護し、仕上がりの美観と精度を高めるための重要な下準備となります。細かな部分までしっかりと養生を行うことで、無駄な汚れや施工ムラを防ぎ、確実な防水処理につなげていきます。
増築部分との接合部は建物の動きが集中しやすく、防水層が劣化しやすい箇所です。防水性能を十分に発揮させるためにも、補修前の養生作業を丁寧に行いました。
既存倉庫と増築部の取り合い部に対し、シーリング材を丁寧に充填し、防水処理を実施しました。施工前に下地の状態を確認し、隙間や劣化箇所をしっかりと把握したうえで、ムラのないよう均一に充填することで、防水層としての性能を最大限に発揮できるよう仕上げています。
シーリング材は弾性を持つため、気温変化による膨張・収縮や風圧によるわずかな動きにも追従できます。取り合い部のように建物同士の動きが異なる箇所では、防水性能を維持するうえで重要な役割を果たします。隙間をしっかり埋めることで雨水の侵入を防ぎ、防水性能の回復につながります。
増築部との取り合いは建物の動きによって負荷が集中しやすいため、定期的な点検と早めのメンテナンスが重要です。
今回の雨漏りは、既設倉庫と増築部の取り合いに施工されていたシーリング材の劣化や隙間が主な要因として考えられる状況でした。接合部は構造上、わずかな動きや外的環境の影響を受けやすく、経年とともに防水性能が低下しやすい特徴があります。そのため今回の補修では、単に隙間を埋めるだけでなく、雨水の侵入経路を想定しながら順序立てて防水処理を行い、再発リスクの軽減を意識した施工を行いました。
施工後は各部位の納まりやシーリングの充填状態を確認し、雨天時でも安心できる状態になっていることを確認しています。これにより、雨漏りの不安が軽減され、今後も安心して使用できる建物環境へと整えることができました。
倉庫や工場の雨漏りは、小さな隙間やシーリングの劣化が原因で発生するケースも少なくありません。特に増築部分との取り合いは見落とされやすいため、定期的な点検が大切です。
≫恵那市周辺で倉庫や工場の雨漏り、外壁や屋根の取り合い部の不具合でお困りの際は、街の屋根やさん東濃店までお気軽にご相談ください。現地調査のうえ、状況に合わせた補修方法をご提案いたします。
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《よくある質問》
A. 既存建物と増築部分では揺れ方や伸縮量が異なるため、接合部のシーリングが傷みやすくなるためです。
A. 環境によって異なりますが、一般的には10年前後で劣化が進みやすくなります。
A. 建物内部の腐食やカビの発生につながり、修繕範囲が広がる可能性があります。
A. 原因によって異なります。シーリングの劣化や施工不良がある場合は併せて補修が必要です。
A. はい、可能です。原因を特定してから最適な補修方法をご提案いたします。
A. はい。雨漏りが発生する前に点検することで、大きな修理を防ぎやすくなります。
≫恵那市にて工場の屋根と外壁の取り合いに水切りを設置して 雨漏りのリスクを取り除きました
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