
2025.05.27
皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。お客様よりご連絡を頂き、工場の折半屋根のボルトの周辺から雨漏りがしているとのことでした。 シーリング材の劣化 現場の折半屋根のボルトです。古いシーリング材が劣化により砕けて、ボルトの金属部分が露出しています。シーリング処理は雨水の侵…

皆さん、こんにちは! 街の屋根やさん東濃店です。
恵那市にて、古いアスファルトシングル屋根をカバー工法にて修繕しました。
アスファルトシングルは、ガラスの繊維をアスファルトでコーティングして表面に小石を貼り付けた屋根材です。もともとは米国で生まれた屋根材ですが、シート状で加工がしやすく、日本でも普及しました。
耐久性は20~30年とされています。特徴は軽量であること、スレートの1/2、瓦屋根の1/6ほどの重さです。また素材に柔軟性があるので加工性に優れ、複雑な屋根の形にも合わせられることが出来ます。さらに導入コストが低いことなどがメリットとしてあげられます。
一方デメリットとしては、強風に弱いところです。固定するために接着剤を使用するため、施工不良や圧着が不十分だった場合には強風時に剥がれてしまう恐れがあります。
また、アスファルトシングルは表面に天然砕石や彩色砂が吹き付けてあるので、劣化により表面の石層が剥離することもあります。日本国内におけるアスファルトシングルのシェア率は金属屋根やスレート屋根に比べると低く、全体の約5%程度となっています。
≫【関連記事】アスファルトシングル屋根を選ぶメリットやデメリット、メンテナンス方法を解説
鈑金の劣化が激しく、一部はサビからの腐食が進み剥がれ落ちています。新しく板金を上から被せて修繕します。
これまでの屋根の上に新しい屋根を被せる屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去する工程を省くことができます。これにより工期も短縮され経費も抑えられ経済的にもメリットがあります。
またカバー工法は屋根が二重になりますから、比較的軽い屋根材を使うのがおすすめです。例えばガルバリウム鋼板などの金属は一番おすすめできる屋根材です。
≫【関連記事】屋根カバー工法のメリットとは?費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介!
新しい屋根材はガルバリウム鋼板の横葺きです。この場合、軒先から張り合わせていきます。屋根材は下地にしっかりとビスで固定します。
屋根の頂上は屋上の笠木に繋がっています。頂上付近まで張り終えたら水切り用の板金を設置します。
最後にケラバ板金を設置します。ケラバや鼻先の納まりもしっかり折り曲げて加工します。板金同士の重なりはシーリング処理を施し雨水の侵入を防ぎます。
以上で、カバー工法による修繕は終了しました。
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金属屋根材の葺き方は、屋根の流れに沿って縦向きに葺く「縦葺き」と今回のような「横葺き」があります。横葺きは複雑な屋根の形状でも施工できるという特徴がありますが、屋根の勾配によっては、縦葺きが適している場合もあります。
屋根の改修をお考えの方は、様々な方法がありますので、お気軽にご相談ください。
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